インド駐在員の娯楽にオススメの映画!その2

インド映画

インド駐在一年目のくろーどです!

日本のように多くの娯楽施設がないインドの娯楽を豊かにするために、前回に引き続きオススメの映画をご紹介します。

前回記事
インド駐在員の娯楽にオススメの映画!その1

週末の貴重な時間を「ああ、ただ時間が過ぎ去ってしまった、、」とならないように、インド映画を見ることでインド文化を学んでいきましょう!見た映画は早速翌週からインド人スタッフとの話のネタにも繋がります。

インド映画って、ぶっちゃけ面白いの?

インド映画と言えば皆さん一度は「ボリウッド」という言葉を聞かれたことがあるのではないでしょうか。

ボリウッドとは、映画制作本数・観客動員数ともに世界トップクラスであることから、ムンバイの旧称ボンベイ(Bombay)の頭文字と、米国映画の中心地であるハリウッド(Hollywood)を組み合わせてつけられたムンバイのインド映画産業に対して付けられた俗称です。

映画と言えばハリウッドというイメージが強いですが、ボリウッドも負けておらず、世界中の様々な地域で人気があります。特に、イギリス、カナダ、オーストラリア、アメリカなどインド出身の移民が多い国々で人気があると言われています。

今やハリウッド作品に負けないクオリティの高さで、初めて観る方にとっては、新鮮な描写・音楽・ダンスを楽しむことができ、インドの文化・趣向を知るきっかけにもなります。

楽しく週末を過ごし、そしてインドを知ることができる、メリットがたくさんです!

インド駐在員にオススメのインド映画は?

小さなおじさんと車いす女性の”不完全な”恋「ZERO」

そんなインド映画ですが、今回ご紹介する映画は「ZERO」

2018年に公開された映画です。

出演シャー・ルク・カーン、アヌーシュカ・シャルマ、カトリーナ・カイフを主役に、婚約者探しに苦戦する子供の背丈ほどしかない主人公が脳性麻痺の宇宙研究者と恋に落ちるインドのロマンチックコメディです。

“不完全さ”という一つのテーマに挑戦するということが、この映画のタイトルがZEROの背景にはあるようです。

Like the way we say that perfect is boring, imperfection is much interesting… Our film is also celebrating the same. The story of the film is celebrating a perfect love story of two imperfect people. Though the protagonist of the film is a dwarf but more than the physical disability of an individual, the story talks about the space of emotional incompleteness of our life.  ( – Aanand L Rai)

主演のシャー・ルク・カーンはインドではシャー・ルク・カーンサルマン・カーンアーミル・カーンの3人をあわせて3大カーンと呼ばれ、3人とも1965年生まれでボリウッドで絶大な人気を誇っています。

インド映画「ZERO」作品紹介

2018年 / インド製作 / 164分

監督・脚本・出演者

監督:アーナンド・L・ラーイ

出演:シャールク・カーン、アヌシュカー・シャルマー、カトリーナ・カイフ、モハンマド・ズィーシャン・アーユブ、ティグマンシュ・ドゥーリヤー

あらすじ

インドのウッタープラデシュ州メーラト出身のバウア(シャールク・カーン)は結婚相手を見つけるのに苦労している小人(ドワーフ)。小人のバウアは結婚相手がなかなか見つからず、脳性麻痺のNSAR(架空の宇宙研究施設)の科学者アーフィアと恋に落ちます。二人の思いがけない恋の物語は、インドからアメリカへ、そして宇宙へと旅立つ。その道中では、さまざまな興味深い課題にも遭遇する。

おすすめポイント

この映画の特徴は、シャールク演じる主人公のバウアーは小人であり、ヒロインのアヌシュカー演じるアーフィヤーは脳性麻痺で車いすという障碍者という設定とインドのスーパースターシャールク・カーンが特殊効果で背丈の短い役を演じているところがみどころです。

背丈が低い男性と車椅子の女性がどのようなラブロマンスを演じるのかと思いますが、様々な特殊効果やインドらしい美しい描写・ダンスが見事に二人のロマンスを表現します。

バウアーは常に明るく、ダンスを踊り、車椅子のヒロインであるアーフィヤーは宇宙研究者という知的さを持ち、凸凹な二人が出会い恋に落ちていく過程はとても心温まるシーンです。

映画の終盤にはアメリカから宇宙へと話が展開し、少しぶっ飛びすぎなところもまたコミカルでインド映画らしいなと感じながら見ることができる非常にユニークな作品となっています。

映画の中にはインドの映画スターたちが何人も出てくるので、インドスターたちを知るという意味でも是非みていただきたいです!

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